今回は「事任八幡宮」の神社巡りです。
「事任八幡宮」は2018年8月11日に参拝させて頂きました。
静岡県掛川市にあります。
1.どんな神社?-基本情報-
由来・歴史 遠江国の一宮でもある事任八幡宮は、創建当初から己等乃麻知比売命をご祭神としていたようです。源氏の守護神として知られる八幡神を勧請したのは平安時代後期のこと。その後、武家社会となり政情が不安定になったため「八幡宮」を称するように。戦国時代には街道沿いにあり目立つ神社が破壊されないように、静かな山あいにある森町の小國神社へ媛神を分霊しました。混乱期を経て江戸時代初期には徳川家康が同神社の本殿を造営。後期に刊行された『東海道名所図会』には己等乃麻知神社の文字が見えます。こちらは本宮の遥拝所です。長い間、里宮では八幡神を、道を隔てた本宮山の中腹ではひっそりと己等乃麻知比売命をお祀りしていたそうです。

御祭神 己等乃麻知比売命(ことのまちひめのみこと)真を知る神、言の葉で事を取り結ぶ働きをもたれる神様、言霊の神様の后神 御利益 日本で唯一、主祭神が”言の葉で事をとりもつ働きをする神様”の神社。「事(言)のままに願いが叶う」と言われ、平安時代に書かれた『枕草子』にも「ことのまま明神」として登場。『方丈記』の著者・鴨長明も和歌にその名を詠んでいます。


こちらが一の鳥居です。一礼して潜りましょう。
■2.御朱印帳は?
こちらがオリジナル御朱印帳です。すてきです。

■3.頂ける御朱印は?
こちらです!! 初穂料は各300円です。
■4.境内には大木が
境内には楠やイチョウなどの大木が。本殿東側に聳えているのは、ご神木の大杉。40メートル近く、しゅっと伸びています。天と通じて参拝者の願いを届けてくれそうですね。駐車場脇の鳥居をくぐり拝殿へと向かう途中には楠の大木。この大楠の幹には大きなコブがあります。裏側に回ると大楠に近づくことができます。写真は夫婦杉です。2018年9月末の台風で倒木してしまいました。


こちらはクスノキです。太い。
■5.御朱印を頂ける場所と時間は?
社務所で頂けます。 授与所 9:00~16:00
■6.その他の豆知識
同神社には摂社として天照大神などをお祀りする五社神社と、稲荷神社、金刀比羅神社があります。これら摂社の背後はこんもりと繁った禁足地ですが、カヤとアラカシに抱かれた石がお祀りされている「むすびの神」までは大丈夫です。少し急坂な木の根道を辿ることになりますが、興味のある方はこちらへもどうぞ。言霊の森といった神秘的な雰囲気です。

こちらは大物主神

こちらは稲荷神社

拝殿です。

五社神社 旧東海道を隔て日坂宿の入口からは奥宮とも呼ばれる本宮へ参拝することができます。参拝のポイントは、本宮の社を囲むように敷き詰められている白い石を拭くこと。そのために参拝前に里宮の社務所に立ち寄り、白い紙(「開運ふくのかみ」)を1枚いただきましょう。もちろん持参した紙でも可能です。

入口から本宮までの階段は271段。

到着です。しんどい。奥にひっそり本宮があります。 1つ目は神様のため。2つ目は周りの人を思いながら。3つ目は自分のため。感謝の気持ちを込めて1つずつ”拭く”ことが”福”に通じ、願い事が叶うとのこと。
■7.アクセス
住所:静岡県掛川市八坂642
アクセス:JR掛川駅北口7番乗り場から東山線乗車→「八幡宮前」バス停下車徒歩すぐ
掛川バイパス「八坂」I.Cから北へ約900メートル(駐車場完備)
駐車場:無料 周辺の宿泊検索:宿探しなら「JTB旅館・ホテル予約」旅ならるるぶトラベル
■8.近くの御朱印巡り
掛川市では三熊野神社、龍尾神社などですね。あとお城に興味があれば掛川城には御城印があります。 バスも1時間に1.2本のため、電車で近くまできて参拝するかたはこちらも参考にしてください。最安値で借りられます。
■9.まとめ
さすがは一宮です。みどころがたくさんあります。倒木後も根は離れなかったとゆう夫婦杉をぜひ見に行きたいと思います。 皆様もお気をつけてお参りください。